溶接ビード
一般的にパイプ製造時にはロール成形後に高周波溶接によりつなぎ合わせを行います。
その際に発生する溶接痕の盛り上がりのことを溶接ビードと呼びます。
溶接痕をそのままにしておくことと、パイプ完成時にパイプ内部に曲面ではなく一部金属の盛り上がった状態になります。パイプの利用用途によっては特に問題ないケースもありますが、パイプ内面もきれいな曲面にしなければならないような用途では、溶接ビードを除去する作業が必要になります。
ビードの除去にはビードカットと呼ばれる、溶接ビード部分を削り取る機械を利用するのが一般的です。内部にカッターを入れビードを切削により除去します。
ビードカットをする際に、切削により出てくるビード屑がその後に工程に悪影響を及ぼす場合があります。ビードカットした屑がそのまま長細い屑としてパイプ内部に残存してしまい。それを取り除く作業が必要になります。
管内に切削されたビードの取り残しがある場合エアー又はウォーターブローします。それでも飛ばされない場合は人の手によって行われるた為、抜き取りに時間が掛かり、安全性にも欠けます。
ビードカット屑の処理も含めより効率的に出来ないかという視点で弊社では様々なアプローチによるビード除去装置を開発致しました。